練習中のケガ、そんな時あなたはどんな行動をとりますか?

スポーツ現場で使える情報

Keyword:練習中 ケガ 行動 初期対応

この記事の著者

理学療法士10年目

認定理学療法士【スポーツ理学療法・臨床教育】

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

普段は大学病院で勤務しながらスポーツ現場でもトレーナーとして働いてます。 高校生のサポートや、大会での救護活動を中心に、スポーツ現場に出ています。 臨床ではACL損傷後のリハビリテーションを中心におこなっております。

こんにちは。
まつたくです。

スポーツやっていて、ケガした時にどうしたら良いの?
そのまま練習や試合を続けてさせてもいいの??
指導者や選手は医者やトレーナーに何を伝えればいいの?
どうするのが正解?

膝に限らず、ケガした時って判断が難しいですやね。

ましてや自分で適切な判断ができない学生にとってもどうしてよいかわからなくなります。

指導者の方にとっても、

「これ続けさせてよいのか??」

と疑問に思いますよね。

そんな時どーすれば良いかをお話しします。

✅ケガする瞬間を見ておく

まずは基本的な姿勢として知っておいて欲しい事です。
きほんちこれは現場にいる指導者やその他の選手に知っておいてほしいです。

まずどんな感じで怪我したのかを確認しておきましょう。

もちろんそれでどう判断できるかは専門家がいないと難しいかもしれません。

ただこれは医療機関に受診すれは絶対に聞かれる内容です。

より具体的にその時の状況を教えてくれると我々としてもすごく助かります。

もしケガして離脱が余儀なくされたとき、リハビリが必要になった際にもとても参考になる所で、

「今回のケガしたときみたいにならないためのトレーニングをする」

ことになるのでここを押さえておいてください。

✅ケガした後の反応をみる

これも最初と似ていますがケガした後、

・すぐに立ち上がったか
・その場にうずくまったか
・自分で歩けたか
・プレーを続けたのか
・自分で判断できるほど痛かったか

個人的にはこの辺りを見ています。

この反応を見てケガの程度をある程度予測します。

やはり歩けないとなれば重傷である事を想定します。

もちろんケガした瞬間に何があったのかにもよります。

・相手と接触したのか?
・音がしたのか?
・完全に崩れ落ちたのか?

この辺りでも何を疑うかは分かれてきます。

まず本人がどのくらい痛がっているのかを見て上げましょう。

わざとだなんて思わずにちゃんと聞いてあげましょうね。

✅初期対応でその後の経過が変わる

今までの初期対応で有名なものはRICE処置だったと思います。

これは過去記事にも書いてありますのでご確認を。

もちろんRICE処置だけでもGoodです。

ただ医学は進化していて、今はもう少し先へ、対応を進めましょう。

ここまで出来ているとトレーナーも顔負けです。

RICEからPRICE、そしてPOLICEへ

RICE処置の復習です。

R:Rest

I:ICE

C:Compression

E:Elevation

でしたね。

これに

P:Protection(保護)

を付け加えたものが「PRICE」です。

またRestだけでは不十分であることがわかってきたので

O:Optimal Loading(最適な負荷)

に変更したものが「POLICE」となります。

どんなケガであっても現場レベルであればここまで出来るとBestだと思います。

中には冷却はしない方が良いと腫脹する方もいますが、正直そこまで判断できるのは本当に専門家だけですので、指導者や選手はここまでを一連の流れとしてしておくと良いです。

これをしておくことで、その後の回復にも影響が出ます。

ということは早くケガから復帰出来るということです。

✅️まとめ

今回の話は

・まずケガの瞬間を見逃さない
・ケガした時の反応を覚えておく
・できる限りの初期対応を行う

ということです。
トレーナーが付いているチームも付いているから安心ではありません。

私たちも情報が欲しいのです。

その情報は今回いったような情報です。

ぜひ現場でも少し離したことを意識してもらえるとうれしいです。

日頃からトレーナーは常に見ているわけではありません。

一緒にトレーニングをしている選手達を守れるのは指導者の皆様と選手の皆様です。

仲間が悔しい思いをしてしまわないように、ケガをひどくさせないためにも、

今回いったことをやっていただけると我々もうれしく思います。

  • ACL損傷をゼロに!!
  • 怪我に泣くスポーツ選手をゼロに!!
  • 子ども、アスリートの未来をカタチに!!

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