■Keyword:入院 手術 前十字靱帯 病棟生活
この記事の著者
✓理学療法士10年目
✓認定理学療法士【スポーツ理学療法・臨床教育】
✓日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
✓大学病院で勤務
✓スポーツ現場でもトレーナーとして活動
✓臨床ではACL損傷前後のリハビリテーションを中心に実施
こんにちは。
まつたく(@matsumo37)です。
先日このツイートをしました。
【前十字靱帯損傷してしまったら】
当院での流れです。手術ってわたしも受けましたが(残念ながらACLではありません⤵️)、結構淡々と進んでいきます。手術は傷口が小さいとは言え、やはり痛いです。病院によって手術までの流れは違うけど、参考になれば良いかなと思います。#前十字靱帯#ACL#図解 pic.twitter.com/VN5bvY8tT5— まつたく@理学療法士・AT・前十字靭帯 (@matsumo37) January 27, 2021
入院してからどんな感じなの?
何を持っていけばよいのかな?
リハビリが開始したときに、
「靴がない」
「半ズボンがない」
こんなことよくあります。
と言うことで、入院する前の準備からのお話を少ししようと思います。
✓入院ってどんな感じなんだろう?
✓手術までの間はどうなるのか?
✓手術後どうなってしまうのか?
こんなことを疑問に思っている方には必見です。
結論から言うと
『合宿にいく準備をしておけ』
と
『痛みは我慢するな』
です。
✅️入院してからはこんな感じになる
図にも示していますが、もう少し深掘りすると
・入院手続きしたら病棟へ行き、体重、身長をはかり、問診を受ける。
・その後、病棟のスタッフに病室や病棟の説明を受けます。
まずは生活する上でのルールや、どういった施設なのかを説明してくれます。
これはまずどの病院でもやっているでしょう。
ここで重要な、入院するときに準備してほしいものは
✓運動靴(普段履き慣れているもの!)
✓動きやすい服装(半ズボンは持ってきてほしい!)
✓水筒(病棟生活やリハでも必要かも、あとは節約。。)
これらは確実に準備しておいてください。
あとは生活するでの必需品なので、宿泊をする時の準備で十分です。
イメージは合宿です。
リハビリは時にトレーニングレベルまで負荷を上げますので汗をかいても良い服装で臨んでください。
ただ洗濯などする場合は洗剤など必要ですが、病院のコンビニや売店に売れてます。
基本的にリハビリは運動をするというイメージが大きいですが、理学療法士としては、
まず根本的な生活習慣の改善をおこなってほしいところです。
膝の手術を何人も見てきましたが、やはり生活習慣が乱れている人がほとんどです。
特に睡眠と栄養。
この二つは入院中、しっかりと良い状態を保っていただき、早く回復するようにしましょう。
リハビリ中にそんな話を結構したりします(これは個人的にはですが)。
✅️手術は入院した翌日
当院では基本的には手術前日に入院します。
これは病院によっては異なるかもしれません。
手術当日は絶食です。
くわえてルートキープ(点滴)されます。
手術経験者(ACLでは無いけど・・)として言うと、手術室まで歩いて行きます。
手術するために専用?の紙パンツみたいなのも準備されます(いや買います)。
これは履いても履かなくてもよいです。
そのまま手術台に横になり、麻酔科医によって麻酔されます。
麻酔も病院によって、もしくは医師によって様々な場合があります。
当院では現在全身麻酔ですが、少し前まではブロック注射もして覚醒下での手術もしていました。
麻酔後に整形外科医が入ってきて、手術が開始されます。
手術自体はおおよそ1時間から1時間30分かかります。
結構あっという間に終わります。
手術後にベッドで病棟のスタッフが迎えに来てくれます。
手術後は速やかに起こされるので寝ぼけたまま、病室に戻る人もいれば、ほとんど寝たまま病室に帰る人もいます。
手術直後は麻酔も効いており、痛みは少ないです(個人差があります)。
ただ、だんだんと痛くなってきます。
これは手術によってできた傷などの痛みが主です。
よく手術後痛みが出て不安になる方もおられますが、痛みが出るのが正常です。
手術によって膝に穴開けられたり、骨に穴開けられたりしているので当然のように痛いです。
だけど不安になることもあると思います。
そういった際は遠慮無く看護師さんや医師に相談しましょうね。
✅️手術後はやっぱり痛い
手術後、麻酔が切れてくるとやはり痛いです。
でも大丈夫。
痛み止めなどを利用して、痛みで苦しまないようにしましょう。
基本的に痛みは我慢することはしなくて大丈夫です。
痛み止めに抵抗がある方もおられるかと思います。
薬は正しく使えば、基本身体に害はありません。
病院であれば、医師が正しく処方してくれるので心配ありません(当院では安心です)。
痛み止めは錠剤で飲むものから点滴まであります。
手術直後は点滴を使用して即効性のある痛み止めを使ってくれます。
これが結構効きます(実体験談としては)。
この辺りの流れは病院によって異なるので確認してみてください。
一つ確実に言えるのは、痛みは我慢しなくてもよいと言うことです。
痛みの程度が小さく、気にならない程度であればよいですが、寝れない、動けない程の痛みは我慢せずに相談してくださいね。
我慢して苦痛を感じ続けると、痛みは長引く可能性があります。
早めの相談をしましょう。
手術後の生活については過去記事を参考にしてみても良いと思います。
また手術悟どんなことをするのかを載せた記事もあるので参考にしてみてください。
→前十字靱帯(ACL)術後はどんなことをするのか?〜動画で分かるリハビリテーション〜
✅️まとめ
今回は入院してからの流れを解説しました。
・入院に必要なもの
・手術後の痛みは我慢しないこと
こういったことが大切ですね。
特に大事なのは、「痛みを我慢しないこと」です。
リハビリも開始されれば痛みは少し出てきます(もちろん動くので💦)。
ですが、痛みと正しく向き合い、なんでこの痛みが出ているのかをしっかり医師や理学療法士に確認して、安心してください。
この安心感が手術後とても大事になります。
不安にならずにすぐに相談してくださいね。
今回も読んで頂きありがとうございました!
- ACL損傷をゼロに!!
- 怪我に泣くスポーツ選手をゼロに!!
- 子ども、アスリートの未来をカタチに!!
コメント