■Keyword: 高校バスケ トレーナー 会場救護 1日目
この記事の著者
✓理学療法士10年目
✓認定理学療法士【スポーツ理学療法・臨床教育】
✓日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
✓大学病院で勤務
✓スポーツ現場でもトレーナーとして活動
✓臨床ではACL損傷前後のリハビリテーションを中心に実施
今回は会場救護で感じた事をまとめていきます。
✅️このままでよいのか?
高校総体バスケットボール競技、島根県予選1日目でした。
実際久しぶりの会場救護で、テーピングなども久々です。
だいたい自分のコンディションってホワイトテープを巻いた時にわかります。
しわができたりよれたりとすれば、今日調子悪いなとなります。
久々にテーピングしてもまだまだいけるなと思っちゃいました。
島根県の高校バスケではテーピングブースがあるので、そこへ選手たちはやってきます。
中には前日に捻挫したけど、でるからテーピングしてほしいとくる選手がいます。
内出血もひどく、病院は特にいってないとのこと。
そんな中、試合に出場させて、良いのかなーと不安にもなります。
はたまた術後半年のACL損傷。
医者には少しなら出て良いと言われたらしいが、正直信憑性が低い。
自己責任とはいえ、テーピングする側にも責任が生じるのでほんと怖い。
本当にこの子たちは医者や顧問に確認とってるのかなと疑問に思ってきます。
✅️なんとか試合に出させることが正義か?
ただテーピングすれば良いわけではなく、
その子が安全に今後もプレーができるようにするために何が良いかを考える必要があります。
そのために評価が重要なわけですが、ここで問題になるのが時間。
選手は試合前ギリギリやアップの時間直前に来たりします。
ブースへきたらとりあえずテーピングを巻いてもらえると思ってるので、
色々聞かれたりいろんな検査されたりすると気に食わない顔をする選手もいます。
会場救護にはスピードが重要視されます。
なんなら試合中、残り5分、
捻挫してプレーを続けるか困ってる選手がいたとして何がトレーナーにできるでしょうか?
テーピングをもたもたしてると試合が終わってしまいます。
なので、このテーピングのトレーニングも必要ですよね。
✅️何も言わずにとりあえず現場へ行こう
会場救護って1番臨機応変な対応や応用力が問われます。
それを補うのは知識や技術だけではなく、経験です。
ここは現場に行かないとわからないし、教科書からは学びにくいところです。
現場に出れずにくすぶってるトレーナーたちをみてきましたが、つべこべ言わずに現場に行きましょう。
確実に10倍は机上より学ぶことがあります。
最初が恐ければ先輩と一緒にいきましょう。
これが1番の勉強。
私もこうして学んできました。
こんなに現場で数を見ることができて、学べる場はありません。
1歩踏み出すのが怖い方、島根県に在住なら私はお手伝いしますよ。
その場でDiscussionが出来ることが1番の学びですし。私にも得になります。
✅️まとめ
今回は会場救護1日目で思った事を書きました。
1日通して思ったのはまだ顧問の先生達全員に認知されていないということ。
何年も続けてきていますが、まだまだ選手や顧問の先生方に周知できていない場合が多く、
反省することが多いです。
ただこれからも、ずっとこの活動は続けていきたいと思います。
最後まで観ていただきありがとうございました。
- ACL損傷をゼロに!!
- 怪我に泣くスポーツ選手をゼロに!!
- 子ども、アスリートの未来をカタチに!!
コメント