スポーツをやっている方は一度は聴いたことがあると思います。
「膝の靱帯やった」「前十字靱帯が切れた」
こんな事を聴くかと思います。
前十字靱帯って何?どこにあるの?って話になるかと思います。
前十字靱帯=Anterior Cruciate Ligament(略:ACL)ですが

膝の関節の中に存在しています。
中に存在していることから直接見ることも出来ませんし、触ることも出来ません。
こんな所にある靱帯がどうやったら切れるのかというと

太ももの骨とすねの骨の位置関係で切れてしまいます。

膝がこんな感じになると切れる可能性が高いと言われています。
なぜこの前十字靱帯が取り上げられるかと言いますと、切れてしまうとスポーツ復帰するためには手術をするケースが多いからです。

さらには手術をすればスポーツ復帰までに約1年を要するからです。
病院によっては6ヶ月〜12ヶ月とばらばらですが、整形外科医の統一した見解は(ガイドライン)、術後8ヶ月はスポーツ復帰は待った方が良いとのコンセンサスが得られています。
なぜかというと再建した靱帯が修復していく過程で約8ヶ月は必要だからです。
当院では手術後9ヶ月を目処にスポーツ復帰の許可を整形外科医から頂きます。
それに加えて、筋力、アジリティ、膝機能やアライメントを総合的に評価してスポーツへ徐々に復帰していきます。
当院は珍しいことに手術前から手術後、スポーツ復帰するまで選手をサポートします。
これは滅多にないことです。
基本的には手術後のメディカルリハ終了後は、クリニックや診療所による通院リハを実施します。
その通院を当院では全部担っています。
なので復帰の試合も見に行くことがよくあります。(これは完全に個人的)
そこから現場でのサポートの話などももらえるのでとてもありがたいです。
とにかくACLはまず切らないことが大事です。
そのための予防も可能です。
次はなぜACLが切れるのかを詳しく書いていきます。
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