著者:メンタリストDaiGo
計画を立ててもうまくいかない、目標を達成できない!
こんなことよくあります(体験談)
この本はそんなもやもやを解消してくれる本です。
本書では「目標を達成するためには事前準備をしっかりすること」と言い、著者であるDaiGoが実践し、結果を出してきた段取りの仕方だけでは無く、科学的に効率の良い目標達成の仕方について触れています。
この本の最終的な終着点は「段取り」「計画力」「習慣化」です。
まずはあえて、挫折や失敗、サボりを計画に練り込むこと、ここは重要であると考えています。
今までに無かった考え方で目から鱗でした。
その視点に意識を向けて読み進めていけば、すらすらと読めると思います。
目標達成のためのポイントや、科学的根拠など、私見では無い部分が私の様な頭でっかちにはとても興味深く、楽しく読めました。
この本のように倒れない計画術を計画できれば、今まで悩んでいたことも達成できる近道になるはずです。
☆本書が分かるポイント
計画にまつわる3つの誤解
3つの誤解とは
- モノサシがないまま動きだす
- あれもこれもできると思い込む
- 挫折を計画していない
この3つになります。
計画がうまくいかない人の盲点は、計画をうまく立てることが出来ないでは無く、取り組む作業を分解する視点が足りないと言うこと
1つめの「モノサシがないまま動き出す」に関しての具体的な行動対策は、自分の1日の行動のログを取ると言うことです。
様々なところでもログを取ることは習慣化に向けて加速させることが出来ると言われるように、自分の行動のログを取ることが重要です。
起きてからご飯を食べるまで、家を出てから職場の服に着替えるまで、職場で言うとカルテを見る時間、などなどログを取ってどのくらい時間がかかっているか確認するとよいと書かれています。
2つめの「あれもこれもできると思い込む」に関しては、基本的にはマルチタスクは作業効率を低下させると言われています。
なので短時間の集中と休息を用いて、1つめのモノサシで図った時間内に終わる仕事を選択することが重要であるとされています。
加えて優先順位をつけることで何に集中すべきかを考えることも重要です。
具体的な行動対策としては15分を区切りにしてシングルタスクを繰り返すことを勧めています。
3つめの「挫折を計画していない」に関して、これは個人的にびっくりしたと同時に、これはよくあるなと思いました。
挫折を計画することで、出来なかったときの落胆や感情の起伏はかなりエネルギーを使います。
あらかじめ行動計画に失敗することを入れておけば、そういったエネルギーを使うことも無くなります。
段取りのための段取り方法
効果的なゴール設定方法として「MACの原則」があります。
- M-measurable 測定可能性 →ゴールを数字化
- A-actionable 行動可能性 →ゴールまでのプロセスをかけること
- C-competent 適格性 →自分の価値観に基づいているか
これらを用いて本当に取り組むべき課題かを考えていく必要があります。
重要なのはCompetent。今それをやるべきか、自分の価値観に合っているかということ。
ここをはっきりすれば、おいしい話が出てきてもすぐには食いつかないはずです。
自分の時間を有効に使いましょう。
計画通りに進めるテクニック
段取り上手になるためのテクニックは7つあります。
- if-thenプランニング
- コーピングイマジナリー
- 心理対比とプリコミットメント
- 段取りを細かくイメージする、3つのCを満たすテクニック
- プロセスビジュアライゼーション
- 挫折を前もって計画するチートデイ
- 後方プランニング
これらを駆使して段取り上手に。
簡単に言うと
①もし〜だったら、行動しと計画し、②想定される最悪のケースを想像し、③目標達成のメリットと目標達成を阻むトラブルを対比させ、④新しいことに取り組み、⑤ポジティブな結果を想像することで目標達成を高め、⑥あらかじめサボる日を予定し、⑦ゴールから逆算してタスクを割り振っていく
こんな感じになります。
効果の無いテクニック
効果の無いテクニックは5つあると言われてます
- 似たような目標をした人を参考にして計画を立てている
- 準備通りに行かなかったら恐ろしい事態になることを想定しておく
- ネガティブな思考を押さえつける
- 意志の力に頼っている
- 目標を達成すると人生が変わると想像している
結局のところ、本気で人生を変えたいなら毎日コツコツ段取りを立てて、良い習慣を続けていくことだそうです。
まとめ
最終的には細かく段取りを立てて、毎日コツコツ予定を立てていくことが重要。
スケジュールがきっちり詰まっているよりも、サボる日を予定し、脳をリラックスし、創造性を高めることをすることが大事だと言うことです。
あとは実践ということ。
毎日コツコツやっていきましょう。
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