Keyword:スポーツドクター メリット 指導介入
この記事の著者
理学療法士10年目
認定理学療法士【スポーツ理学療法・臨床教育】
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
普段は大学病院で勤務しながらスポーツ現場でもトレーナーとして働いてます。 高校生のサポートや、大会での救護活動を中心に、スポーツ現場に出ています。 臨床ではACL損傷後のリハビリテーションを中心におこなっております。
こんにちは、まつたくです。
この前スポーツドクターを一緒に小学生にトレーニングの指導をさせてもらいました。
珍しくスポーツドクターと一緒にトレーニングの指導を行ったので、
そのときに感じた事を書いていきます。
スポーツドクターってすごいんです。
✅️発言の説得力
講習会自体はアスレティックトレーナーの私が担当しました。
子供たちにわかるように簡単にしてました。
保護者さんに向けて私が始動していると、横から補足をしてくれました。
その補足を保護者が聞いて、かなり納得されてる感じでした。
やはり「医者」「先生」の発言にはかなりの重みがあります。
これはおそらく「認知度」と「影響力」 です。
なので医者という存在もそうですが、一緒にいったスポーツドクターの知名度がかなり高かった影響はありますが、それを差し引いても医者の影響力はすごいです。
指導者や保護者の方に、スポーツ医学を浸透させるためには言葉一つ一つに重みや説得力が必要になります。
「その辺の草野球やっている人」が教えるのと、「プロ野球選手」が教えるのでどちらが説得力がありますか?
これやったほうがいいよって言われてそれをやる時ってどんな時だと思いますか?
やはり第一線で働き続けている人の言葉は違います。
✅️知識の豊富さ
正直私は野球に関しては、教本や数人の経験があるくらいの状態でした。
もちろん、ATも取ったので一定レベル以上にはあります(そこそこ診療できますよと保険をはっておきます)。
スポーツドクターは野球経験がないとはいっているものの、野球検診も取り組んでおり、また学会などで最新の情報も取り入れているので知識が豊富です。
なのでこういった小学生に指導にいき、そのあと立ち話で色々話してると、さまざまな知識を提供してくれます。
これはどんな講演を聞くよりもためになります。
整形外科医としてもスポーツドクターとしても第1戦に立ち続けているので一つ一つの言葉に学びがあります。
そして、私が行うトレーニングについてもなぜやるのか、こうやるとよいよとアドバイスも瞬時に対応していただけました。
何でも知っててすごい、と純粋に思いました。
✅️熱量のすごさ
投球制限の話だったんですが、私はガイドラインなどもあるので、一次予防のためにもしっかり守りましょうという風に言いました。
しかし、ドクターが補足をしてくれました。
「このようなガイドラインがある事自体がそもそもおかしなことになってる。こうでもしないと子供たちを守れてないのが野球というスポーツ。練習はしないと上手くならないし、大好きな野球はいっぱいしたいのは当たり前。なのでしっかり予防的にトレーニングを行って怪我をしにくい身体をつくった上でしっかりやることをオススメします。」
ガイドラインやエビデンスの背景を知った上で、ではどうすれば良いのか?
練習はさせたいし、うまくなるためには練習するしか無いことも分かった上での考えです。
どんなスポーツも一生懸命見ていて、スポーツが大好きな子ども達のためを思っての発言でした。
ガイドラインに従うことでケガを防ぐことが出来ると思っていた自分にはない考えで、とても勉強になりました。
ここで分かるのは、どんなことでも諦めない熱量の違いだなと感じました。
私は正直野球が苦手だった(トレーナーとして選手を見ること)ので文献や教科書に書いてあることが全てと思ってしまいました。
しかし、ドクターはどんなこでもうまくなるためにどうすれば良いかを常に考えて、行動しており、そういった姿勢や情熱は改めて見習うべきだなと感じました。
✅️まとめ
やはりスポーツドクターはすごいです。
特に私が一緒に仕事をしているスポーツドクターは見習うことばかりです。
ただ常に一緒に仕事は出来ないので、こういった機会を頂けるだけでもうれしいです。
皆さんも機会があればぜひ一緒に働いてみましょう!
- ACL損傷をゼロに!!
- 怪我に泣くスポーツ選手をゼロに!!
- 子ども、アスリートの未来をカタチに!!
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