以前、ACL術後にスポーツ復帰した選手が、またケガをしてしまったという事が多く、当院での再発率はどうなっているのかと思って調べたの、少しまとめていきます。
これは少し前のデータになりますが。2010−2014のデータをまとめたものです。
最近のものはまたの機会に調べておきますね。

結果で言うと当院での再損傷して再手術になった確率は6.3%でした。
ただ再手術を15名、そのうち、再建側を手術したのが10名という結果になりました。

これは結構ショックです。
中にはアスリハでしっかりサポートした選手もいたので、その方とは結局約3年間の付き合いになりました。
またほとんどの選手が2年以内に再度受傷するという結果になりました。

ただこの結果は先行研究でも同様の結果になっており、当院でのデータは妥当であることにも気づかされました。
面白かったのがBMIを見たところ、男性に有意差が見られました。
再手術に至った症例は、若干の再手術していない人に比べると若干痩せ型です。
数値で見るとそんなに数値はありませんが、男性の場合、筋肉量が影響しているのでは無いかと考えました。(体重からしかみていないのでなんとも言えませんが。)
女性は逆に若干太っている傾向にありました。
体重が不良アライメントに大きな影響を与えている可能性を示唆し、もっと細かく見て行ければと思っています。
自分の臨床を振り返るとあらたにいろんな事が見えてきます。
少しずつまた新しいデータも振り返り、考察していきたいと思います。
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