総体にかける思い〜医療現場からの声〜

スポーツ現場での活動

5月後半では高校総体、バスケットボール大会の会場救護を2日間していました。

会場救護についていて思った事を載せていきます。

まず島根県のバスケの高校総体やウィンターカップ、新人戦などでは会場救護として理学療法士が救護にあたっています。

トレーナーブースとして救護を設けており、単純な応急処置などだけではなく、テーピングやアイシングのサポートもしています。

その中で選手のケガの多さに気づきます。


・ケガしてるけど出ようとする選手

これは結構多いです。

3日前に捻挫しました。痛いけどやっています。テーピングお願いできますか?

こんな依頼も多いです。

・病院受診していない選手

圧倒的にこれが多いです。

これいつしたの?試合出ても大丈夫?病院受診した?

と聞いても、病院は行っていませんの一点張り。

正直、こちらとしても評価をしますが、出て良い保障がない状態では安全にコートに送り出せるかは分かりません。

・ケアをしない選手

ケガした後、何もしていない選手も多いです。

ケガしたけど何もしていない、何して良いか分からない選手が多いです。

あと多いのはコーチや監督に相談できないパターン。

結局そのまま部活を続けちゃうケース。

これは後々困ります。


やはり大会だけのサポートでは不十分なところがあると言うことです。

本来ならば部活に入りながら、ケアをしていくのが理想的かと思います。

選手だけではなく、監督も困っていること。

これは現場の監督に聴いても困っているとのこと。

結局ケガしても病院いったら休めの一言。

休めと言われた選手が結局何もしないこと。

現場では困っています。

そんな現場に関わりを持てるのも一部の部活。

その中で色々伝えていきたいことはあるし、周りに波及してほしいと思う。

あそこの部活はけが人が少ないとか、その結果、競技の結果もついてきている。

そんな風に言われるように日々の努力が大事なんだなと感じます。


高校バスケに何年も関わらせてもらっているけど、やはり見たことある顔が多い。

これは良いことでは無く、病院に来ている選手が多いということ。

なるべく、こうならないように現場でのケガの予防を訴えていかなければ。

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