島根県ではスクールトレーナーという活動を全国的にも先進的に始めています。
今回は例年通り、隠岐の島へその活動をしてきました。
・どんなことをするのか?
島根県で行っているスクールトレーナーでは、理学療法士が医師の運動器検診の補助をするというもの。
医師が診察し、スポーツ障害などの危険があれば理学療法士がストレッチなどの運動指導をするというものです。

その後、1年に1回ですが、学校全体でのストレッチ講習会なども行ってサポートしています。
・どんな効果があるのか?
データで見れば、1ヶ月に2回のペースで理学療法士による運動指導が、身体機能、バランスや筋力などをアップさせることが我々の調べでは分かりました。
1ヶ月に1回では効果が乏しかったため、介入回数を増やすことで効果が得られるという結果でした。
さらに言うと、小学生に関してはケガが減った(保健室でのケガの報告)というデータもでました。
しかし、これに関しては時期的なものあるのでさらなる検証が必要です。
これに関しては医師との協力が必須です。
島根県では医師と理学療法士が協力して学校保健領域にうまく介入出来ています。
ただこれは地域も限定されているので少しずついろんな場所で介入することができることが理想だと思います。
アメリカでは学校に一人はATという存在がいます。
保健室の先生的な役割をトレーナーや理学療法士が担えば、病院受診の必要性や、病院受診後のリハビリでの対応など出来るかと思います。
少しでもこんな未来に近づけるように日々、頑張っていこうと思います。



写真は隠岐の素晴らしい風景です。
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