新体操会場救護での学んだこと

スポーツ現場での活動

本日ははじめて新体操の現場での会場救護を行った。

第35回中国ブロックジュニア新体操選手権大会。

会場ついて早々に、「ほとんどケガがないので大丈夫だと思います。」

なのでこちらでブースを構えて、何かあればこちらに連れてきます。

と言われた。

ブースの場所は競技会場からはついたてがあり、練習会場になっており競技本番が見れない状況。

ケガをする確率として競技本番の方が多いことは考えれば分かるはず。

何の自信なんだろうと思ったけど、自分の常識がみんなの常識ではないとこの前実感したばかりだったので、一度落ち着いて話を聴く。

競技としては1分30秒だが、その時間のために、練習やトレーニングを当日でも2時間以上行うとのこと。

ウォーミングアップとしては十分すぎる時間。そんだけ準備していれば、競技中のケガは少ないのかなと一瞬感じた。

ただ話を聞くに、クラブという棒が頭に当たって出血したり、捻挫をする選手もいるときがあるとのこと。

そういった場面を観察していないと初期対応が遅れてしまうので、競技会場内にいても良いかと交渉。

本日はトレーナーが2人で対応していたため、1人は競技会場内に入れることに。

ここで大事だと思ったのが交渉力。

そもそも今回会場にトレーナーをつけたこともはじめてとのこと。

どんなことをしてどんな対応が出来るのか。そもそも会場に来る前から交渉は始まってました。

今回仲介役をしてくれていたのは兄。

兄のおかげで熱中症対策用のクーラーボックスや氷、OS-1、応急処置用のビニール袋や絆創膏、ガーゼなど準備してくれました。

会場では何でも話を聞いて、そうしますではなく、こちらの専門性や競技を観れる場所にいることの重要性を簡単に説明できるかどうか。

Emergency Action Planをたてて、頭の中でシュミレーションし、想像できる最悪の結果を想定して、物品を準備。

ただいるだけでは意味は無い。

必要性をしっかり感じれるように、次回もトレーナーを会場につけようと行ってもらえるような行動が大事。

結局、初日は何事もなく無事に終えることが出来ました。

会場では経験者の後輩や、指導者の方ともお話ができ、新体操競技へのスポーツ医科学の理解が不十分である事を痛感。

逆に言えば伸びしろのあるスポーツだなと思った。

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