ミニバス救護での出来事

スポーツ現場での活動

7月7日日曜日。

本日はLPCカップというミニバスの大会の会場救護につきました。

ミニバスの対象は小学生。

障害は少ないかとおもいきや、けっこういることにびっくり。

膝にサポーターををしている小学校5年生。

足首にサポーターをしている小学校6年生。

サポーターって小学生の時から使ったりするんだなと自分の常識を疑った一面でした。

1日の対応件数は2人トレーナーがいてざっと10人程度。

審判の方まで対応。

1件気になったのは症例がいる。

試合中、肘から落ちて手が動かなくなるほど痛くなった小5の女の子。

自力での曲げ伸ばしが出来ないとのこと。

まず問診(History)から。

試合中の出来事。本人はあまり覚えていないとのこと。

親御さんがおられたので試合中の状況を確認。

肘をぶつけたとのことだが、おそらく前腕もぶつけている。

肘をぶつけた、こうなったときにまず予測。

肘の脱臼?上腕骨骨折?コレス骨折?靱帯損傷?

など様々な予測をする。

次に視診(Observation)。

明らかな変形無し。発赤や腫脹もなし。

見た感じは変形も無く、おそらく目立った骨折はしていないのでは無いかと感じた。

次に触診(Palpation)。

打診で骨折の有無を確認。

痛み無し、響く感じも無し。

圧痛の確認。骨幹部や骨突出部などを確認。痛み無し

最後に整形外科的テストやストレステスト(Special test/Stress test)。

自動運動問題なし。ストレスをかけた運動も問題なし。

内外反ストレステストも問題なし。

・・・・・・・

大きな問題は見当たらない。

ゆっくり動かしながら、痛みの確認をしていく。

おそらく、ぶつけたことでびっくりしたんだろうと推測。

軽度痛みは残っていたため、打撲と予想し、アイシングをして固定まではせずに、様子を見ることに。

小学生など、小さい子は痛みに関して分からないことが多い。

小学生など小さい子を見ていく際に必要なこととして

・レッドフラッグを見落とさないこと(骨折など緊急を要すること)

・焦りや緊張を伝えない

・不安をあおらない

・大丈夫ある事をしっかり伝える

・親へのフォロー

などがあげられる。

普段から注意していれば見落とさないが、子どものリアクションは本当に分からないことが多い。

そういった細かいところも見れるように日々努力していこう。

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