タイトル:週40時間の自由をつくる 超時間術
著者:DaiGo
最近子育ての時間もあり、自分の時間が減ったなと感じたのでどうやって時間を作ろうかなと思っていたときに手にした本です。
中々時間をとれないなーと思っていて、こんなことが出来るならと思って購入しました。
結論
読んだ感想は目からうろこという感じではなく、なるほどそういうことかみたいな印象です。
でも改めて気づかされる事も多く、学びが多くありました。
さらに言うと、時間別に具体的な時間をつくる方法論もあるので、とても参考になる本になっています。
本の最初で触れられているが、実際の労働時間に対して20時間の誤差があるとされています。
この20時間はどこへ行ったの?と思われる方が多いと思います。
最初にこの本では時間にまつわる勘違いが説明されています。それは以下の3つです。
- 物理的な時間がない
- やるべき事が多い
- 忙しい人が仕事が出来る
これらは勘違いです。
物理的な時間がない
最初の物理的時間に関してですが、先ほども述べたように実際の労働時間に対して20時間の誤差があるとされています。
世界的に見ても1年の労働時間はギリシャが2035時間、日本は1713時間です。
結構差がありますよね。
自分の感覚で「1週間に60時間くらい働いている!!」と主観的に答えた人の実際の労働時間が40時間程度だったという研究結果もあるそうです。
忙しいと思うことは過去のことを振り返って考えてしまうことになります。
これは生産性を下げてしまいます。
また細かく作業を15分でするなど、時間を決めて行って行けばさほど時間は経っていないことに気づきます。
ここでのまとめは【忙しい】というのをやめるということです。
やるべき事が多い
これは自分の招いた災害だと著者は言います。
およそ3分の2のビジネスマンは仕事と無関係な事を1時間程度しているというアメリカの報告を参考に説明しています。
これは日本でも同じ状況になっているいう事実も含めて考えれば良いかと思います。
これは何をしているかというと、ネットサーフィンやSNSなどがほとんどです。
またやることが多いほど生産性が下がるという報告もあるように作業量を減らして生産性を上げるのが効率よいと言えるでしょう。
忙しい人が仕事ができる
これは全く関係ありません。
その理由は3つに要約されており
- 細かい作業が多くて集中力が下がる
- 長時間働いて脳機能が低下する
- 体調が悪くなる
これらの事からも忙しい人が仕事が出来る訳ではないことが分かると思います。
最終的に「時間がない」と感じる人は時間感覚の歪みがあるとしています。
まずあれこれ何かやるより、自分の行動を見直して、実は時間ってあるんだよということに気づけるかどうかはすごく大事になってくるかと思います。
時間術の7つのFix
- ゴールコンフリクト
- 時間汚染を防げ
- 呼吸を変える
- リフレーミング
- 親切
- スモールゴール
- 自然
これらの7つを少しずつやっていくことで時間感覚を戻すことが出来るといいます。
時間汚染を防げは、マルチタスクをやめましょうということ。30分毎にタスクを切り替えることで仕事効率あげていき、仕事へのストレスをなくしていくことが出来るようです。
呼吸はその名の通りですが、本書では5種類も方法が載っています。
これらの方法の他にも時間別で様々な方法がのっています。
またストレス解消にやってはいけないこととして6つ紹介されており、それは
- ギャンブル
- ショッピング
- たばこ
- 酒
- 食べ過ぎ
- ゲーム、ネット
だそうです。
大いに当てはまってしまうところもあるのではないでしょうか?
これはストレス対策とは相性が悪いのでストレスが溜まったからといってこの6つの行動に走らない努力が必要ですね。
感想
時間術とあるが、具体的な方法論よりも心理的な時間感覚を治すという感じの内容が多く取り込まれた本であると感じました。
忙しいと思っていても自分の作業などの時間を見直すと実は結構時間って余っているんだよと教えてくれるそんな本でした。
この本を読んで行動に移したいなと思ったことは
- 呼吸を整える
- あえて親切にしてみる
- ネット、SNSをだらだら見ないこと
- スマホをいじらないような工夫をする
- メモは紙ベース、付箋などでとる
これらを行動に起こしてみて、週20時間をうまく作ってみようと思います。
あとはすぐにログが取れるようにスマホを活用して記録を作っていこうと思います。
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