なぜクールダウンにストレッチをいれるのか?〜ストレッチのメリットデメリット〜

スポーツ現場で使える情報

トレーナーをしていて指導者の方からの依頼でよくあるのが、

「ウォーミングアップやクールダウンを指導してほしい」

ではないでしょうか?

トレーナーをしていれば一度は言われたことがあると思います。

皆さんはどのように行っているでしょうか?

文献や教科書には色々書いてありますがどれをしたら良いのか迷うかと思います。

実際自分も迷いました。

クールダウンと言えばまずはストレッチかなと考えたり、

ウォーミングアップではこれとこれを入れて競技特性を・・・

など試行錯誤すると思います。

今回はクールダウンのストレッチに関して少し話をしていこうと思います。


どんなストレッチがよいのか?

クールダウンで行うストレッチはどんなストレッチが良いのでしょうか。

もうほとんど常識になってきていますよね。

答えはスタティックストレッチです。

ゆっくりと反動をつけずにじわーっと伸ばすようなストレッチのことです。

運動すると筋肉は激しく伸び縮みを繰り返します。

運動後は筋肉が縮まっていることが多く、硬くなっている状態です。

そんな筋肉達をしっかり伸ばして上げましょう。

クールダウン

ストレッチに関しても動画を作成しました。

ある程度簡単に出来るものが多いので、小学生でも実施できるレベルです。

よくクールダウンの時間を取れないという話を現場では聞きますが、

正直にいうとナンセンスな感じがします。

15分程度のクールダウンの時間も取れない練習に関しては、

見直すべきだと考えています。

これも練習をデザインしていく際に、いくら短い練習時間であっても、

クールダウンの時間はとても大事な時間だと思っています。


本当に効果があるのか?

様々な論文において

・筋出力を下げる

・最大筋力を下げる

・柔軟性をあげる

など情報はありますが、はっきりとリカバリーに関して触れている論文は少ないように思います。

【リカバリーの科学参照】

まとめると用途に応じて実施すれば、効果はあるということです。

加えると知らないとパフォーマンスを下げる可能性もあるということです。


何のために実施するのか?

私がクールダウンにストレッチを実施させる目的は筋肉を伸ばす、

疲労回復を促すといった目的だけではありません。

【セルフモニタリング】が出来ることです。

要は【身体との会話】をすることです。

練習後の筋肉の張りや硬さ、痛みがないかなど自分で

身体を伸ばすことでモニタリングします。

これが一番重要だと私は思います。

結局疲労回復には有酸素運動などのアクティブレストが効果的とされています。

加えて疲労回復に大事なのは『食事』『睡眠』だと考えています。

良質な食事と睡眠で疲労回復を狙った方が、確実です。

ストレッチは疲労回復に関してはオプションのようなものと捉えています。

ただ自分の身体の状態を練習前後で比較することで次の日の練習量や、

リカバリー方法を変更したりすることが出来ます。


まとめ

まとめると効果はよく分かりません。

ただ現場に出ている人間としては、ストレッチは推奨します。

クールダウンに限らず、ウォーミングアップなどがしっかり出来ていない状態

練習を継続していると起きてくることが「ケガ」です。

ケガは本当にしないことにつきます。

ケガをしていないときには自分がするとは思わないと思っています。

そうなるとアップやダウンは疎かになります。

そういったチームは弱いです。

強い選手はみんなしています。

プロの選手がしていることだから自分たちにはできないと諦める選手もいます。

それは違います。

プロの選手でもそのくらいしないとケガするし、

やっていけないと言うことです。

高校生や中学生は自分で自分の身体を管理することから始めましょう。

何で良いです。

朝晩体重計にのるでも良いです。

自分の身体を知りましょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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