こんにちは、まつたくです。
関東での大規模な台風で大きな被害が出ているのを見て、心が痛くなってしまいます。
幸いにも関東にいる友人は無事なようで安心しました。
島根県はだいぶそれていましたが、結構な強風と雨でした。
早く復興できるように自分に支援できることを少しずつやっていこうと思います。
さて少し前にはなりますが、前回は話し方のコツについて触れました。
今日は聞き方に関してです。
話をしていて、この人にはすごく話しやすいと思ったことありませんか?
すごく聴いてくれてどんどん話したいことが出てくる!
と感じたことがあるかと思います。
そうかと思えば、この人と話していても話が弾まない。
という経験をしたことがあるかと思います。

何が違うのでしょうか?
その辺を紐解いていきましょう!
ラポール

まずそもそもですが、込み入った話をする上で重要なのは信頼関係です。
ラポールが築けているかということが大事になってきます。
なので聞き方を学ぶ上で、なぜ学ぶのかを考えると、
このラポールを形成するためであるといっても過言ではありません。
ではこのラポールを形成するための技術を少しずつ話していきます。
基本的な技術

まず基本的な技術として、傾聴があります。
傾聴とは単純にいえば聴くという事です。
聴くことはいわゆる「かかわり行動」になります。
関わり行動は上記の4つがあります。
これらをうまく利用して聴くことが重要です。
ただ聴くのではだめです。
当たり前ですが。

聴くだけではなく、目線やジェスチャー、声色を伺いながら、
相手の様子に耳を傾けていきます。
それを意識するだけで会話は少しうまくいくと思います。
どうやって同相づちをうつのか?

先に答えをいうと、オウム返しをすると効果的です。
これはとても簡単に使える技術です。
一番簡単なのは、「相手が言った最後の言葉を繰り返す」です。
「〜ですね」と言われれば「そうですね」と返すだけでも良いです。
大事なのは
「あなたの話をしっかり聴いていますよ」
と言うことを言葉にして伝えることが大事です。
これを直接いうとわざとらしいので、相手の会話の内容を繰り返すことで
話し手は、「私の話を聞いてくれている」と感じることができます。
そうすると安心して話を進めることができます。

また相手の話を要約したり、キーワードを見つけて
それを繰り返すだけでもよいです。
相手の動きを観察する
また言葉だけではなく、相手のジェスチャーや姿勢などに目を向けると
さらに話が弾みます。

たとえば、相手とお茶を飲んで話をしているときに、相手がお茶を飲みます。
そのときにまねをします。
自分もお茶を飲むということすると相手は自然と共感意識がわきます。
それは自分と同じ事をさりげなくしていることが無意識的におきています。
また動作ではなく、姿勢なども参考になります。

相手が腕を組めば、こちらも腕を組む。
相手が前のめりになればこちらも前のめりになる。
相手のテンションが低いときはこちらも低くする。
表情が暗ければ暗い表情にする。
何でも相手の感情や動作や姿勢に共感してまねをすることです。
ただ注意しておかなければならないことは、
相手の動作をすぐにまねるのではなく、
『3秒待ってからまねをする』ということです。
あとはあくまでわざとらしくしないこと。
あまりにあからさまにすると、
「馬鹿にしてんのか?」と思われるのであくまでさりげなくです。
相手の状態を見抜く
これは経験が必要かと思います。
相手の状況をみて、今何を感じているのだろう?
と気づけることが大事です。
我々理学療法士は運動の専門家でもあるため、
動きを見ただけである程度、そのときの気分や
体調なんかも分かるときもあります。

要は自分も「こんな時どんな表情しているか」
「どんな挙動になっているか」
「どんな声色で話すか」
などに目を向けていくことが重要です。
以前話をしましたがセルフモニタリングですね。
👇以前の記事を参照下さい!!
まとめ
コミュニケーションにおいて信頼関係を築くことは重要です。
特に、交渉事などのときには重要になりますよね。
色々技術はありますが、なんだかんだ大事なのは共感かなと思います。
また会話の中で相手の感情をくみ取ることが大事です。
我々は患者さんを相手にすることが多いです。
患者さんは入院するような大きなイベントが
起きてしまったことに対して悲観的になります。
なので、会話の中に、「(病気やケガになって)大変でしたね」と
一言いれるだけでも相手にとっての印象は違います。
医療従事者は入院した患者に対して、これから治療や訓練をして
治していくことを考えていくので、前向きな言葉が発せられることが多いです。
時にはその前向きな発言もつらく感じてしまう場面もあります。
まず患者さんとの対面の時の一言目に、「この度は大変でしたね」
と一言声をかけてみて下さい。
相手はぐっと我々に寄り添ってきてくれます。
でもそもそも我々がまずは寄り添わなければ良い反応はありません。
キャッチボールをしていてもボールが帰ってこない場合は、こちらの投げ方を
工夫しなければいけないと思います。
相手のコントロールが良くなるのを待つだけではだめです。
相手が受け取りやすいところに投げて上げて、投げ返してくれるような
メッセージを言葉や動作、表情で伝えましょう!!
今回も最後まで読んでいただきありがとうござました。
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