為末大さんから学んだ5つのこと

日常での学び

12月に広島で理学療法士学会があり、香川からの帰りのついでに

広島によってこの学会へ参加してきました。

広島県は島根とは違い、総会員「3173名」。

相当な大人数です。

ちなみに島根は平成30年度調べで「694名」。

圧倒的な差ですよね。

相当に盛り上がっているんだろうなと期待して行きました。

会場に着くと、意外に会場が小さく、この規模でやって大丈夫かと思いました。

実際に参加してみると特別講演のときでもホールの会場が埋まらない。

中々集客も大変なんだなと、感じました。

と前置きはさておき、

今回の学会の主目的は特別講演の「為末大」先生のお話を聞くこと。

話を聞いて思った事。

話をしているだけで滲め出てくるイケメンさがたまりませんでした。

あとなんでしょうか、オーラというかなんというか。

こんな人がオリンピックとかでメダル取るんだなと思わせる様な雰囲気でした。

楽しかったので先生から学んだことをまとめていきます。

  • 2つの楽しい
  • オリンピック選手の実際
  • 行動の力
  • 主体性
  • 夢の話

💡こればっかりは実際に聞かないと分からないかも

2つの楽しい

楽しいには2つあるといわれました。

①させられている楽しさ

②やっていることを楽しむこと

①は例えるとテレビゲームなどです。

あれはゲームの会社が作って、そのルールの中でやっている

という状況ですのである意味させられている楽しさです。

こちらの楽しいというのは、実際には楽しいですが、生まれるものも少なく

あとにも残りにくいです。

これらを一定程度極めた人たちはその業界ではプロとされますが、

そうなれるのはごく一部の人間だと私は思いました。

もう一つのやっていることを楽しむ楽しさというのは、

例に挙がっていたのはスポーツです。

またゲームでも、そのゲームを制作している側の楽しさかもしれません。

やっていることを楽しむために必要なこととしては、

・単純にどうやったら楽しめるかを考えること。

・させられている楽しさとやっている楽しさの間に切れ目がないこと

と為末先生は言われました。

切れ目をつくらないために重要なのは、主体性が大事と言うこと。

この主体性は講義の中でも何度も出てくる

キーメッセージであると私は受け取りました。


オリンピック選手の実際

よく本田選手や大谷選手など一流選手が、

小さい頃からプロになることを夢見て、そう思っていたから

今の現状にあるとメディアでは取り上げられることが多いようです。

しかし、現実的にそういった選手というのはごく一部で、

プロと呼ばれたり、オリンピックに出場した選手ですら

そうでないことがあると話してくれました。

ただ、オリンピックに出場する選手の共通点はあるといっており、それは

・毎日の目標がある

・それも具体的な目標

・それを達成するための行動を起こしている

ということでした。

部活に出るときに、今日はこの課題に取り組もう。

終わったときにはこれは出来たけど、あれはできなかった。

などの自己フィードバックをすることが共通点であったそうです。

毎日の振り返り、昨日の自分と何が違ったのか。

為末先生も毎日こんなことを考えていたそうです。

自分の高校時代を思い出し、そんな事考えず、

ただ目の前のことこなしてきた自分を後悔しました。

こういう話は現場で高校生達に話をしたいなと思います。


行動の力

これは心理学の話を用いて話をしていました。

一人の学生が授業中に教師のある行動にだけ頷くようにしていたそうです。

一人で始めた行動が近くにいた学生に波及し、

3,4人で同じうなずきをしていると

教師はそのある行動を授業中に何度も取っていたそうです。

あとで教師に聞くと無意識にしていたことが判明したとのこと。

これは何を意味するかというと、一人でも行動をしっかり起こせば

何か周りに影響を与えることが出来ると言うことです。

それは共感している人たちを巻き込み、ある一定数を超えると

マイノリティからマジョリティに変化し、当たり前になってくるというもの。

自分一人だからといって何も行動しないことには周りも何も変化はない。

一人でも行動を起こすことがとても重要なんだと言われました。

ここにも主体性というメッセージが隠れているように感じました。


主体性

今回の話はここに集約されている感じがしました。

要は楽しむためにはより主体性が大事ということ。

させられている楽しさからその先の楽しみ方を見つけるためには

主体性を持って行動や発言をする事が必要になると話をされました。

全くもってその通りの話です。

では、その主体性をもって一歩目をどのように踏み出すかというと

何かを変えることが重要だということです。

何でも良いそうです。

昨日の自分と何か違うことを行動として、意識して起こす。

その起こった現象に対してフィードバックをしていく。

この繰り返しだそうです。

ただ何かを変えることはかなり力がいることです。

為末先生のアドバイスとしては

「意気込まないこと」

だそうです。

一歩踏み出して歯車が回り始めたら、次へ次へと向かう

意欲も自ずとわいてくると勇気づけられる言葉を頂きました。

またこれは理学療法士という職業だから出来ることだと思いますが、

・変わったことをイメージさせる

・成長を正しく認識する

これらをする事が出来る職業だと言ってくださいました。

全くその通りだなと思います。

成長していることをしっかりと認識し、フォードバックできる

こんな理学療法士に向いていることはないなと感じました。


夢の話

これは最後に質問でも出て、それに答えた話が良いなと思ったので残します。

要は、あなたの夢はなんですか?

と聴かれたときに皆さんはどのように答えるでしょうか?

子ども達に聞いても、

「お花屋さん」「お医者さん」

と職業の名前が出てきます。

これは本当に夢なのかと問いただすことが必要だということ。

夢は目的であって、手段を示すことではない。

職業はその目的への手段であって、

理学療法士になるのが夢です!!

と言われると、「ん?」と感じることはたしかにある。

何のためにその職業を選んだのか。

これは改めて自分も考えさせられたし、

自分がなぜ理学療法士になろうと思ったのか考えるきっかけになりました。


まとめ

今回の講演を聴いて大事だと思ったことは

・主体性

・継続する事の大切さ

この2点。

主体性を持ってどう継続させるか。

これは当たり前に言われていますが、おそらく実行できているのは

ごくわずかの人間だと思っています。

自分自身も弱い人間で、継続する事が中々出来ないです。

blogも毎日はかけないし、三日坊主も当たり前。

そんな自分にもう少しむち打って頑張ろうと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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