ケガした時の『安静』って本当にいるの?

スポーツ現場で使える情報

こんにちは。まつたくです。

スポーツ中にケガをしてしまってお医者さんにかかることありますよね。

そんなときにお医者さんから「安静にして3週間後にまたきてね」といわれた。

こんなことってよくありませんか?

私の周りでは結構あります。笑

私も高校生の時同じように言われて休んだ結果、

良くならないけど診断も曖昧だったため

スポーツ活動を開始して、

その後は何もなかったという経験があります。

(これはあまり良くない例ですが)

なぜお医者さんは安静にしてほしいのでしょうか?

その点について話していきます。

  • なぜ安静にするのかわかる
  • 安静にすると体がどうなるかわかる
  • 安静後の運動での注意点がわかる

💡安静にもきちんと意味がある!!


✅️なぜ安静にするのかが分かる

まずケガの程度に寄りますが、

基本的には患部(ケガした部位)は動かさない方がよいです。

これは骨折を思いうけべてもらえれば分かるとは思いますが、

折れた骨を動かしてしまうと変形したままくっついてしまいます。

そうすれば骨は変形したままで、治すためには手術が必要になります。

捻挫や打撲においても内出血というものがみられる損傷もあります。

内出血も筋肉や皮膚の中で出血している状態になります。

これを動かし続けることは中で血液が出続けていることになります。

そうすれば内出血は広くなり、筋肉などにダメージが広がります。

ダメージが大きければ大きいほど、治るまでに時間がかかります。

またスポーツ障害にはオーバーユース(いわゆる使いすぎ)

というものがあります。

過度な運動により痛みが生じているパターンがあります。

いわゆるシンスプリントや膝蓋腱炎などのケガに当たります。

こうなった場合には運動をやめることで痛みは減ります。

ただ運動を再開すると痛みは蓄積され、

痛みは再発してしまうパターンが多いです。

こういったケガの場合安静は痛みを一時的に取るために必要ですが、

根本的な改善になりません。

医師が「安静」と指示する場合に、是非聞いておいてほしいことは

・診断名(難しいので忘れがち)

・いつまで安静にしないといけないのか?

・どこまでなら動いて良いのか?

・いつになればランニングやジャンプなどダイナミックをして良いか?

この辺りは確実に聞いておいてください。

もしMRIやレントゲンをとったなら、

写真を撮らせてもらえるなら撮ったりしておくと

情報共有にとても役に立ちます。

我々トレーナーがトレーニングをする際に確実に聞いておいてほしい内容です。

これさえ分かれば、どの時期に、

どの程度まで負荷をかけて良いか、メニューを組むことが可能です。

よって安静は最低限必要ですが、

その間に出来ることを試行錯誤することも重要です。


✅️安静にすると体はどうなるか

ではスポーツをしていた選手が急にスポーツを休むとどうなるでしょうか?

まずは心肺機能が低下します。

いわゆる持久力系が下がってしまいます。

おおよそ2週間の安静で心肺機能が下がるというデータがあります。

さらに筋力も下がってしまいます。

これは個体差がありますし、スポーツ熟練者と初心者でも変化してきます。

2週間足を動かさずに生活をすると若年者でも30%近く、

筋力が落ちてしまいます。

ただ筋力が落ちるというのでは無く、

そのスポーツ特有に使用する筋肉は落ちやすいおちうことも分かっています。

またこの筋力を取り戻すためには

6週間では足りないということも分かっています。

つまり安静にしている期間の3倍以上をかけないと、

元あった筋力には戻らないと言うことです。

ただこれはトレーニングの方法によっては短縮も出来ますし、

安静を以下に最小限にするかが鍵になってきます。

また安静にすると筋肉は短縮します。

この場合の安静は固定も含めての安静とする場合が多いですが、

ラットを使った研究でも1週間程度で筋肉が短縮していることが

発見されているので1週間以上の固定は避けたいところです。


✅️安静後の運動での注意点

現在コロナで自粛していた学生達が徐々に運動を開始しています。

運動を開始するに当たっても注意点があります。

いきなりフルパワーでやるとケガをすることは想像できるかと思います。

現在リーグが再開されたドイツブンデスリーグでもコロナ自粛再開後、

例年より3倍以上のケガが起きているとの報告もあります。

安静にしていたあとは運動強度を徐々にあげる事が重要です。

一般社団法人日本アスレティックトレーナー協会によると、

自粛中に実施したトレーニングの

「0.8倍〜1.3倍のトレーニング負荷量で実施しましょう」とされています。

自粛中の運動強度はおそらく高くないので

そこから計算してもいきなり走り込んだりする事もナンセンスですし、

いきなり紅白戦などする事も危険な状態になります。

ケガによる安静も同様で、動いて良いよと言われてから、

徐々に運動負荷量を上げていかないと、

ケガの再発や、新しいケガを起こしてしまう可能性が高くなります。

なので運動強度を調整しながら徐々に実施していくことが理想的です。

ちなみに日本サッカー協会はコロナ後の

運動負荷の上げ方について資料や動画を出しているのでぜひご覧下さい。

【JFAより】新型コロナウイルス対策_トレーニング活動再開に向けた留意点(第1報)
JFA技術委員会より『新型コロナウイルス対策_トレーニング活動再開に向けた留意点(第1報)修正版』が届きましたので展開させて頂きます。詳しくは添付資料をご覧ください。《以下は資料より引用》引用開始この資料は、新型コロナウィルスの影響により活動を休止していた選手・チームが

✅️まとめ

スポーツの現場に出ていても意外と忘れられている安静固定の処置。

アイシングはスポーツの世界に浸透し始めていいますが、

RICE処置として一貫した処置をしっかり出来るチームは少ないです。

病院で働いていても手術後に固定を必要とする手術もあります。

固定している部位を考慮して他の部位を

どの程度トレーニングしてなるべく筋力を維持するか。ここが腕の見せ所です。

安静はケガした後に最小限必要な処置です。

それはケガからの回復過程をしっかり循環させるために必要な処置です。

だからといって不必要に安静を長くする必要はありません。

医師の指示に従い、動かせるところはしっかり動かすように

リハビリをしていけば、回復した後にスムーズにスポーツ復帰ができます。

ただ何をして良いか分からないという方も多いと思います。

そんなときはトレーナーやスポーツに詳しい、

理学療法士や柔道整復師、鍼灸師などに相談しながら、

安全にスポーツ復帰を目指しましょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

〜今回の参考書籍〜


 

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コメント

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