当院のACLのリハの特徴

医療・健康情報

こんにちは。

今日は自分の病院について話します。

当院では年間約50〜70名の方が前十字靱帯損傷の手術を受けます。

そのうち約半数が現役高校生です。

当院では珍しく、術前から、術後のメディカルリハ、アスレティックリハ、競技復帰までサポートをします。

約1年間をフォローし、競技復帰を目指していきます。

術前は手術後、スポーツ復帰の希望がある選手に対してリハビリが開始されます。

術前リハの特徴は基本、可動域の改善と、筋力の回復とADLが問題なく過ごせることです。

ただこの時点で選手をしっかり評価できるので柔軟性や身体の動かし方など特徴をつかみます。

術後、まずは可動域やADLの獲得がメインになります。加えて患部外トレーニングも行っていきます。

うちではスポーツ復帰を目指す場合、なるべく午前午後とリハビリに来ます。

ROMexや患部外トレーニングをしっかり1時間以上行っていきます。

術後約2週間で退院となり、そこからは外来でフォローしていきます。

外来は個人の裁量に任せていますが、個人的には術後6ヶ月までは週に2回は来てもらうようにしています。

もちろん、患者さんと相談はして頻度を決めますが。

術後のプロコトルも決まっているので術後9ヶ月での復帰を目指して、外来でフォローします。

大学病院で外来フォロー9ヶ月以上するなんてすごいですよね(笑)

ACL術後の患者であればこのように一貫して、スポーツ復帰までフォローできます。

個人的には最後復帰するときには練習試合などの予定を聴いて見に行くようにしています。

復帰した姿をみると感動します。

1年もの付き合いがあるんですもの。

今後は他のスポーツ障害もフォローできるような体勢作りをしていきたいと思います。

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