スポーツトレーナーを目指すために必要な資格〜学校に行かないとなれないの?〜

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学生で進路に悩んでいる時、またスポーツをしている経験のある方は
「スポーツトレーナーになりたいな」と少しでも頭に
よぎったことがあるのではないでしょうか?

特に私もそうでしたが、スポーツが好きだけど、
自分がプレーを続けるには限界があるなと感じた方に
関してはサポートする側に回ろうと思ったことが一度はあるかと思います。

ただそのときに
「スポーツトレーナーになりたいけど、どうしたら良いの?」
とわからないこともあるかと思います。

私も高校生などに指導をしていて、どうやったらなれますかとよく聞かれます。

だけど高校の先生によっては、
「スポーツだけでは食っていけない」といわれ、
夢を諦めた方もいるのではないでしょうか?

ではスポーツトレーナーになるためには
そもそもどんな資格がいるのでしょうか?

そもそも学校へ行かないとなれないのでしょうか?

こんな悩みをお持ちの方に是非読んでいただきたいです。

・スポーツトレーナーになりたいけどどんな資格を取れば良いのか分からない

・スポーツトレーナーになるためには学校に行かなければならないの?

こんな疑問に理学療法士、アスレティックトレーナーの私が答えていきます。
(※かなり私見を含みますが参考にしてみて下さい)

この記事を読むことで少しでも可能性を感じ、
進路選びにの参考にしていただければと思います。

  • スポーツトレーナーになるための職業
  • スポーツトレーナーの資格
  • おすすめスポーツトレーナーへの道筋

💡スポーツトレーナーへの道は複数あります


✅️スポーツトレーナーになるための職業

スポーツトレーナーと聞くと資格がいると思われる方もいますが、
決してそうではありません。

まずスポーツトレーナーについてですが、
スポーツトレーナーと名乗っている方達は様々な職業・資格をもっています。
(※中には持っていない人もいますよ💡)

まずはスポーツトレーナーと名乗っている方の、
もう一つの肩書きで多い職業をまとめていきます。

詳しくないものもあるのでそこは
ホームページを見ていただければと思います。

○理学療法士

これは私が理学療法士であるというのも関係がありますが、
医療資格であり、特にメディカルトレーナーとして
力を発揮すると考えています。

理学療法士の強みとしては、医療国家資格であり、
医学的知識をしっかりと持っているということです。

これはスポーツ障害にかかわらず、
内科系疾患やいわゆる一般的な病気などにも精通していることだと思います。

しかし、理学療法士には開業権がなく、自分で治療院などを持つことが
法律上許されていません。

サロンやコンディショニングルームという形で
起業している方々もいます。

理学療法士養成校の教育課程ではスポーツ分野を
しっかりやるという事は少ないです。
(※学校としてそれを売りにしている所もあるので要チェック!)

ただ働いてからスポーツ理学療法というスポーツに特化した
分野を学ぶことも可能ですし、本来ならオリンピックのボランティア
も我々理学療法士がサポートする予定でもありました。

そういった意味でスポーツ現場からも需要が高い職業です。

理学療法士協会ホームページ
http://www.japanpt.or.jp/general/tools/pr_magazine/egao20.html

○鍼灸師

鍼灸師を厳密に言うとはり師ときゅう師に分かれます。

鍼灸は一般に「はり・きゅう」または「しんきゅう」と呼ばれ、
疾患や症状に適した経穴(ツボ)に金属の細い針を刺入したり、
艾(もぐさ)を置いて燃焼させたりなど、生体に刺激を加える
ことで元々身体に備わっている病気を治す力を高めて元気にする治療法です。(公益社団法人日本鍼灸師会ホームページより引用/https://www.harikyu.or.jp/acupuncture/acupuncture-02/

私が知る限りでは、鍼灸師は東洋医学のプロフェッショナルであり、
医学的知識も高い職種になります。

この鍼灸師は海外でも注目されており、
スポーツ現場にいても選手や監督、コーチなどからも
需要がとても高い職種になります。

鍼灸師は自信で開業することも可能ですので働き方としては幅も広いですが、
実力が無ければ干されていくと思っています。
(※この辺りはどの職業も同じですね)

○柔道整復師

柔道整復師は、接骨院や整骨院では、柔道整復師によって、
骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる外傷性が明らかな原因に
よって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、
手術をしない「非観血的療法」によって、整復・固定などを行い、
人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる施術を行っています。
(公益社団法人日本柔道整復師会ホームページより引用/
 https://www.shadan-nissei.or.jp/judo/

皆さんも一度は聞いたことがあると思いますが
「骨接ぎ」などといわれる治療院などを経営しているのは
柔道整復師になります。

中学生や高校生からは人気も高く、
ケガした時に1番にいきたくなるのが柔道整復師の所かと思います。
鍼灸師と同様に開業権もあるため個人で経営もできます。

手術をせずに施術が出来るというところが強みでもありますが、
手術をしなければいけない場合には医者に紹介なども可能な職業です。

○あん摩マッサージ師(http://nichimakai.or.jp/)

あん摩マッサージ指圧師は、あん摩、マッサージ、
指圧を行える専門家として国に認められている資格です。
資格を持っていない人はマッサージが法律で認められていないので、
スポーツ選手には非常に需要のある資格となります。
(引用元:https://relax-job.com/more/63759

あん摩マッサージ師はマッサージのスペシャリストです。
マッサージをすることでスポーツ後の疲労を軽減することが出来、
ケガ発生を未然に防ぐことにもなるかと思います。

○健康運動指導士・健康運動実践指導者

健康運動指導士とは、保健医療関係者と連携しつつ
安全で効果的な運動を実施するための運動プログラム作成
及び実践指導計画の調整等を行う役割を担う者をいいます。
(引用:健康・体力づくり事業財団:
 http://www.health-net.or.jp/shikaku/shidoushi/index.html

これらの資格は二つとも別々のものらしいですが、
詳しいことは分からないのでホームページを確認ください。

大学で勉強し取得するパターンや働いてから資格受験をする方もおられます。


このあたりが医療に携わる資格になります。

これらの資格は基本的に専門学校や大学に通わなければ行けません。
しかししっかり学ぶことで国家資格を手にすることが出来ます。

ただこれらの資格は基本的にスポーツの専門的知識を
学校などで習うことは少ないです。
(※学校によってはスポーツに特化している学校もあるので調べてみて下さい)

なのでスポーツ医学の知識をつけるためにも以下の資格をとれると良いかと思います。

✅️スポーツトレーナーの資格

次に紹介するのはスポーツに特化したトレーナーの資格です。

中には高卒で自宅学習のみで取れるものもあります。

この辺り色々参考にしてみて下さい。


○JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)

私が知る中で、日本で1番信頼できるスポーツトレーナーの資格
は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーだと思います。
https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid218.html

日本スポーツ協会という大きな団体が認定している資格になります。

基本的にこの資格を持っていると
スポーツ現場で働くことが有利になると考えています。

チーム専属のスポーツトレーナーをしている方は
基本的にこの資格を持っている事が多いです。

私が住んでいる地方ではこれを持っているというとかなり信頼が高くなります。

現在、日本にまだこの資格を持つ人は4000名程度しかいません。

アスレティックトレーナーを取得するためにはいろんな方法があります。

一つは指定の大学、もしくは専門学校に行くことです。

学校でしっかり学べば何度受験に失敗しても受験することが出来ます。

一般的に合格率も低く、30%程度という風に聞いています。

もう一つの方法は推薦をもらうことです。

推薦は各都道府県推薦や各競技団体推薦、
またプロチームや日本スポーツ協会推薦があります。

地方に住んでて、病院勤務をしている私は
都道府県推薦をもらうしか無かったので、これを取るために頑張りました。

都市部になればなるほど推薦待ちをしている人も多く、
チャンスが少ないように思います。

ただ努力次第で推薦はもらえるので各都道府県の
AT協議会の動向などをしっかり見ておく必要があるかと思います。

○JATAC-ATC(特定非営利活動法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会)

この協会は柔道整復師の団体が結成した団体になります。

スポーツ医学の基礎知識の学習が必要です。

指定の専門学校などで学ぶことも可能で、有資格者であれば、
資格取得に必要な単位を取得して受験を行うようです。

詳細はホームページまで。(http://www.jatac-atc.com/

○NATA-ATC(全米アスレティックトレーナーズ協会)

スポーツトレーナーとして1番真っ先に考えつくのがこの資格です。

アメリカで認定されているアスレティックトレーナーの資格です。

おそらく1番取得が難しいと思われます。

この資格はスポーツトレーナーとしては唯一といって良いと
思いますがアメリカで認められた国家資格になります。

基本的にアメリカの大学で4年間、学ぶことが必要となります。

ハードルが高い資格ですが、NATA-ATCというだけで、
日本のスポーツトレーナーからはおそらく「おっ」と
ぐっと信頼感が高くなります。

それもそのはずで、NATA-ATCの方々はとても優秀な方が多く、
とても現場での場数を踏んでいます。

それもそのはずで、大学における現場実習時間が日本とはかなり違います。

知り合いにATCの方がいますが、本当に尊敬している方です。
若くしてこの資格について知っていれば私もこちらに挑戦してみたかったです。

HP(https://www.jato-trainer.org/about-jato/about-nata-atc/

○カイロプラクター(日本カイロプラクターズ協会)

カイロプラクティックは身体の構造(特に脊椎)と機能に注目した専門医療です。カイロプラクティックの施術法は、施術者によって様々ですが、主に脊椎やその他の身体部位を調整(矯正)することにより、ゆがみの矯正、痛みの軽減、機能改善、身体の自然治癒力を高めることを目的としています。
(一般社団法人日本カイロプラクターズ協会より引用:
 https://jac-chiro.org/aboutChiro.html)

各国で法律制度なども異なり色々とややこしいです。

日本ではまだ法的資格制度まで確立されていませんが、アメリカなどでは
学位を取得し無ければいけないなど、NATA-ATCと同様になりにくい
職業とも言えます。

ここも知り合いがいますが、かなり優秀です。

めちゃくちゃ勉強もさせていただいております。

○JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)

トレーニングを指導する上で必要な知識を学ぶことが出来る資格です。この資格は基本スポーツに特化した講習会を受けることが出来、知識を学ぶことが出来ます。詳しいことはホームページを見ていただければよいですが、この資格を受験するのに基本的にな資格はいりません。一般の方でも受けることが可能です。(ホームページより引用:https://jati.jp/license/acquisition.html

上級資格なども盛り込んだ、しっかり学べる資格になります。

基本的に座学が多い印象ですが、スポーツ医学に関するしっかりとした
知識を身につけることが可能になっているとされています。

○NSCA-CSCS/NSCA-CPT

NSCAは世界中で認められているスポーツトレーナーの資格になります。CSCSはコンディショニングスペシャリストであり、基本的には学位が必要で大学を出る必要があります(高度専門士がとれる専門学校でもOK)。CPTはパーソナルトレーナーであり高校卒業していればどなたでも受験することが可能です。合格率はCSCSの方が40%台、CPTが70%台となっています。基本的に筆記試験のみで資格が取ることが出来ます。ただ教科書は分厚く、かなり専門的な知識を必要とします。私も教科書は購入しましたがとても勉強になるもので現場で導入できるものばかりでした。しかし、しっかり勉強すれば1年以内に資格を取ることも出来、自信を持って現場に出ることが出来るかもしれません。(https://www.nsca-japan.or.jp/exam/certification/


ここまではスポーツトレーナーの資格をある程度紹介してきました。

他にも資格は多数あります。色々コンセプトなど確認して、どんな場面、
場所で働きたいかをよく考えて、資格を取得すると良いと思います。

また学校に行かなければいけないのか?という問いに対してですが、
上記した国家資格を取ろうとする場合、
基本的には学校へ行かなければいけません。

またJSPO-ATに関しても指定の学校に行くことで取得は出来ます。

推薦をもらうために15年待ったというAT同期もいたため、
手堅く取りたければ学校に行くことが必要かと思います。

ただ地方ほどチャンスは多く、私は1年待って受講することが出来ました。

20代でATを取れたのも、地方にいて努力した結果だと思っております。
(かなり実績を積みました。)

その他のスポーツ専門の資格においても、
自己学習で取れるものもありますし、
何も学校に行かなくてもスポーツトレーナーになることは可能です。

どの資格においても大事なのは
人間としてのコミュニケーション能力とトレーナーとしての技量知識
だと思います。

✅️おすすめスポーツトレーナーへの道筋

ここからは私が個人的にどんな資格をとると
現場での活動がスムーズかという点で私見を述べます。
(※反対意見もあるかと思いますが1意見としてみて下さい。)

とはいっても私自身が理学療法士なのでその資格のことしか知りません。

加えて、周りでどんな需要があって、
チームはどんな人材をほしがっているのかという観点からお話しします。

✓ダブルライセンスのすすめ

個人的にはダブルライセンスになると申し分ないのではないかと思います。

おすすめの資格は

理学療法士 + JSPO-AT

鍼灸師   + JSPO-AT

柔道整復師 + JSPO-AT

だと思います。

スポーツの知識や技術として、
NATA-ATCは最強だと勝手に思っておりますが。。

日本にいて現実的なものはこの辺りかなと思います。

ではなぜかを簡単に書きますね。

・理学療法士 + JSPO-AT

まず、医学的知識を学生時代に学ぶ機会が一番多いのが理学療法士だと思います。

基本的なリハビリの知識が頭に入っているのでケガをした選手などの回復を促すための戦略を知っています。加えてスポーツ医学に特化したJSPO-ATをもっていれば、この方はケガした選手をみてリハビリもできれば、パフォーマンスアップのためのトレーニングなどにも詳しいトレーナーだ、ということになります。また最近のJリーグなどでも理学療法士を欲しているチームも多いと聞きます。Jリーグ自体が基本JSPO-ATを持っていてほしいというスタンスだと聞いたので理学療法士ももっていれば万々歳ですね。

・鍼灸師 + JSPO-AT

鍼灸師の需要は日本では高く、基本的にケアなどの領域で広く認知されています。鍼治療は即効性も高く、痛みの治療や、リハビリにも用いられています。即効性が高いことで選手からもかなりの確率で望まれます。鍼を出来ることはかなりの強みであり、需要は高いです。

知り合いにもいますが、鍼灸師と理学療法士を持っている方もおられます。その方は物理療法の一つとして鍼灸を利用するそうです。東洋医学と西洋医学に精通していれば選手の悩み事のあらゆる事に対応できるかと思います。

・柔道整復師 + JSPO-AT

柔道整復師は開業権ももっており、自分で営業しながらスポーツ活動へも参加できます。一つの強みとしてはギプスなど固定術や整復術が出来ることです。応急処置などの知識も豊富で現場で重宝されます。また徒手的な治療にも長けているので場所を選ばず、どこでも身一つで勝負できます。


基本的には医学的知識を身につけておきたいところです。

医療国家資格は絶対に学校に通わなければいけないので
何を優先するのかという所をしっかり考え無ければいけません。

ただ、国家資格を取るメリットとしては、
ひとまず安定した収入を得ることが出来るという点です。

安定した収入を得ながら、スポーツの資格を目指すというが安全です。

現に理学療法士の方はこうやっている人が多数を占めます。

もちろんスポーツトレーナーの資格のみで十分に安定した
収入を得ることが可能な方もいます。

ただ地方にいると分かりますが、
地方ほどスポーツトレーナーの働き口は狭く、
自分の思ったような働き方が出来ないという方も耳にします。

加えていっておくと、おそらく高校の進路を決めるときに、
スポーツトレーナーになりたいと言っても「就職がない」という
高校の先生も多いと思います。

これは間違いです。

就職がないと言われるのはどんな職業でも同じで結局は自分次第だと思います。

どのような学生生活を送るか、どうやって個の力を上げていくか、
これらを学生のうちに意識して準備していれば、きっと働き口はあります。

実際にスポーツの現場でトレーナー自体は私の住んでいる地域では
マンパワーが不足しています。

スポーツトレーナーとして独立してしっかりと働いている方も周りにいます。

地方でも工夫すればしっかりと働けます。

何より大なのは同職種のトレーナーの方々と
横のつながりをしっかり持っておくことだと思います。


✅️まとめ

先ほど書いた私の私見は、私が実際に8年間現場に出続けて感じた事になります。

また知り合いのアスレティックトレーナーの方々にきても、
「理学療法士持っているのいいね」「鍼灸師の資格取ろうかな」
という意見をよく聞きます。

ただ資格は忠の資格として、持っていても持っていなくても
その方がどれだけの情熱をもって、スポーツトレーナーに
なりたいかで、働き方は変わってきます。

資格のメリットは働き口が広くなることです。

最近では資格を指定して
「この資格を持っている人を募集しています」
と求人に出されることも多いです。

各々の職種が他の資格をうらやましく思っております。
ただ現場に出ると必要とされることはほとんど同じで
基本的なスポーツ医学の知識は絶対に必要です。

どんなところで働きたいかをしっかり考え、
あとは熱意がとても大事になってくるので熱い気持ちをもって勉強していきましょう。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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コメント

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