理学療法士になるための学校選びはどうしたらよいですか?

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■keyword:理学療法士 学校 選び方 資質

この記事の著者

理学療法士10年目

認定理学療法士【スポーツ理学療法・臨床教育】

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

普段は大学病院で勤務しながらスポーツ現場でもトレーナーとして働いてます。 高校生のサポートや、大会での救護活動を中心に、スポーツ現場に出ています。 臨床ではACL損傷後のリハビリテーションを中心におこなっております。

理学療法士になりたいけどどうしたらよいのだろう?

学校に行かないと行けないの?

学校がいっぱいあるけどどうやって選ぶの?

そんな相談を高校生から聞きます。

そこでよく聞かれるのは、

学校はどこがよいですか?

とか

理学療法士になるためにはどんなことしておけばいいですか??

ということです。

なので今回は

  • 理学療法士になるためにはどうすればよいか?
  • 理学療法士の学校選びはどうする?
  • 理学療法士に必要な素質って?

こんなことについて答えていきます。

✅理学療法士になるためにはどうすればよいか?

 

 

【結論】大学、専門学校にいくこと

ここは絶対に必要です。

現在理学療法士の養成を行なってる学校は276校あります・

年間定員14444名とのことです。
(※理学療法士協会調べ:http://www.japanpt.or.jp/general/aim/training/)

そのうち10608名が理学療法士の資格を持って働き始めます(2020年)。

他職種の合格者(2020年)と比較すると、

医師 9341名

看護師 58513名

作業療法士 5548名

放射線技師 2397名

薬剤師 9958名

柔道整復師 3401名

管理栄養士 9874名

となってます。

こうみると理学療法士って多いですよね笑

学校の数も多いですし、なんだかんだでまだ人気もあります。

最近では工業高校や商業高校、農林高校からも理学療法士を目指す学生が増えました。

学力が心配ですという声も聞きます。

もちろん勉強は大事です。

高校で勉強してなかったという人も多いかと思います。

ただ安心してほしいのは、もし学校に入ったとして、ほとんど皆さんがはじめて触れる学問を勉強し始めます。

なので大事なのは、自分で勉強をするという姿勢や情熱、あとは勉強の仕方は知っておいてほしいと思います。

大学や専門学校にいくと、テストは多くて15教科くらいあるときもあります。

なのでどうやって学ぶか、高校生のうちに身につけておくと良いと思います。

✅理学療法士の学校選びはどうする?

【結論】自分の行きたいところへ行くこと

とりあえず家から近いから、これは意外に危険です。

学校選びは慎重になおかつしっかり考えて行いましょう。

それはなぜか。

今や理学療法士はかなり人気の職業です。

病院への就職も現実減ってきています。

今や理学療法士は選ばれる時代です。

また高校の時に、私もスポーツトレーナーになりたいといった際にも

スポーツトレーナーは就職が無いぞ、理学療法士はどうだ?

と勧められました。

そういった意味でも高校の先生からは、医療職で国家資格、安定しているという認識もあると思います。

さらに言うと、ある意味誰でも学校には入れる、これが理学療法士の現状です。

学校としては勧めやすいと思います。

ひと昔前は、言い方は悪いですがどんな人でも病院は理学療法士を必要としてました。

昔は理学療法士も希少価値が高い職業だったのです。

ただ、いまはそうはいきません。

そうなると病院側はどんな人をとりたいと思いますか?

想像してみましょう。

そうなるとしっかり学べる学校から来た人をとりたいと思います。

あなたが選ぼうとしてる学校の強みはなんですか?

どんな先生がいますか?

まずはこの辺りを調べ直してみるとよいと思います。

もし知り合いに理学療法士がいるなら相談するのも良いと思います。

✅理学療法士に必要な素質って?

【結論】人と話しすることに苦痛を感じないこと

わたしはこれといって素質が必要だとは思いません。

ただ知っておいてほしいのは理学療法士は基本、人対人の職業です。

理学療法を実施していくには会話が必要です。

人と話をするのが、嫌いな人はやめておきましょう。

問われるのはコミュニケーション能力です。

ただ私も高校の時はコミュニケーションが得意な方ではありませんでした。

人見知りで、自分からは中々話しかけることも出来ず、話しかけられてもなにを話してよいか分からず、会話が止まることが多々ありました。

実習ではある程度理解がある方を担当することが多く、臨床に出ることになりました。

働き始めてからやっぱり困ったのはコミュニケーションです。

会話が止まる、沈黙の時間が流れる、なにを話してよいかわからない。

焦って焦って出した言葉で相手を傷つけてしまったこともあります。

傷つけてしまって信頼関係は破綻し、担当を変わることになりました。

そんな情けない自分が嫌いになった時期もいっぱいあります。

コミュニケーションって天性のもの?

そうではありません。

技術でなんとかなるとこもあります。

私も先輩に悩んでいたときに相談して、一つの書籍に出会いました。

その本が今の自分の臨床を形作ってるなーと日々感じます。

本は最後に紹介しますね。

理学療法に何より大事なのはコミュニケーションや技術から生まれる信頼関係だと思います。

知識技術は学校や臨床にでてからでないと中々身につけられません。

コミュニケーション能力は高校生の皆さんでも上げることができると思います。

そういった点でコミュニケーション能力が大切です。

✅まとめ

ちなみに私は専門学校へ行きました。

私はその専門学校へいって結果良かったと思ってます。

よい先生にも出会えて、今の就職先へ就職できているからです。

もし違う学校へいってたとしたら、ここで働けてないと思います。

高校生の皆さんは学校選びに苦労すると思います。

自分の学力と相談しないといけないことですし、わからないことだらけかとか思います。

学校のパンフレットは良いことばかり書いてあります。

どんな先生の元で学びたいか、ここは最重要で大事ですので、やはり一度足を運んでみることをお勧めします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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